黒のパーカー姿の相可(おおか)くんが立っていた。 え…相可(おおか)くん…ほんとに来てくれた。 「誰だてめぇ」 金髪ヤンキーはしゃがんでわたしの腕を掴みながら強張った顔で相可(おおか)くんを見る。 「よ、銀(ぎん)じゃん。久しぶり」 「この子、銀(ぎん)の彼女だったんだ」 「普通の子選ぶなんて意外。銀(ぎん)、趣味変わったね」 「てっきり“姫乃(ひめの)”が彼女だと思ってたのに」 え…。 「いいから早くその手放せよ」 相可(おおか)くんの顔が強張る。