…あれ? これ、夢の中? だって、相可(おおか)くんが、わたしのことを好きだなんて言うはずないもん。 わたしは驚いて椅子からずり落ちる。 「おい、黒図(くろず)!」 「大丈…」 相可(おおか)くんはそう言いかけ、ハッとする。 気がつくと、頬にぽろぽろと暖かな涙が零(こぼ)れ落ちていた。 頬を伝う涙は勢いを増して、次々と流れていく。 涙が…止まらない。 相可(おおか)くんは優しく涙を指で拭う。 わたしの顔が熱くなった。