今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


「っ…」

 林崎(りんざき)くんは、はぁ、と息を吐く。
「――出来ないか」
「ごめん、意地悪だったね」

 わたしは首を横に振る。

 言わなきゃ……。

 林崎(りんざき)くんの為に……。
 自分の為に……。

 お互いが、前に進み、幸せになる為に……。

 わたしの全身が震える。

林崎(りんざき)くんっ……」
「あり……がとう……」

「わたしの事……、好きだって……言ってくれて……ありがとう……」

「だけどごめんなさい」

 それを聞いた林崎(りんざき)くんは自ら手の平を離し、
 左手で自分の顔を隠す。