…え? わたしは驚いて固まる。 「ほんとに!? マジ!?」 「マジマジ、B組の子が偶然、告白聞いたらしい」 …わたし以外にも聞いた子いたんだ。 良かった助かった…けど…。 「めっちゃ広まってるね」 「凛(りん)、うっさい」 姫乃(ひめの)ちゃんは伏せ寝しながら左隣に座る林崎(りんざき)くんの背中をバシッ! と叩く。 え、え…!? ちょっと待って…。 え…なんで? なんで相可(おおか)くん姫乃(ひめの)ちゃんのこと振ったの? 両想いだと思ってたのに――。 「あ、おはよ銀(ぎん)」 林崎(りんざき)くんが名前を呼ぶと、わたしは隣を見る。