相可(おおか)くんに出会う前は一人だった。 だから猫のように一人でも生きていける。 でもほんとうにそれでいいの? わたしはどうしたいの? 今更そんなこと考えても無駄。 だってもう隣の席じゃなくなったんだから。 最初は相可(おおか)くんの隣になれただけで良かった。 告白もせずにただ好きでいるだけで良かった。 だけど“今は違う” わたしは自分の顔を両手で覆う。 “相可(おおか)くんとの思い出でいっぱいだ” 溢れ過ぎて、わたしの脳裏を駆け巡る程に――――。