今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 相可(おおか)くんに出会う前は一人だった。
 だから猫のように一人でも生きていける。

 でもほんとうにそれでいいの?
 わたしはどうしたいの?

 今更そんなこと考えても無駄。
 だってもう隣の席じゃなくなったんだから。

 最初は相可(おおか)くんの隣になれただけで良かった。
 告白もせずにただ好きでいるだけで良かった。

 だけど“今は違う”

 わたしは自分の顔を両手で覆う。

 “相可(おおか)くんとの思い出でいっぱいだ”
 溢れ過ぎて、わたしの脳裏を駆け巡る程に――――。