今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


「ほんとそうだね…」

 ぽたぽた……。
 姫乃(ひめの)の両目から大粒の涙が零れ落ちる。

「負けたら(ぎん)のこと綺麗さっぱり諦めるって言っちゃった…」

 ゆりは姫乃(ひめの)の前にしゃがむ。

「『(ぎん)くんは“ みんなの(ぎん)くん ”で誰のものにもならないから』」
「『“特別 ”なんて許さないから』って黒ずきんに前に電話で言ったけど」

姫乃(ひめの)なら(ぎん)くんの“特別 ”になってもいいって思ってた」

姫乃(ひめの)美貌(びぼう)には、どんなに努力したって敵わないから」