「相可(おおか)く…ありが……ゴホゴホッ!!」 「ゼェ……ゼェ……」 肩で息してる…息上手く吸えない。 苦しい…。 血の味がする。 朝、紫色の吸入器で吸入2回してきたのに…。 「黒図(くろず)、おい、大丈夫か!?」 「黒図(くろず)!」 「…ト」 「黒図(くろず)なんだ?」 相可(おおか)くんは、わたしの唇に耳を近づける。 「…ポケット」 相可(おおか)くんは、わたしのジャージのポケットに手を突っ込む。 オレンジ色の薬が一錠出てきた。