「うん」 わたしは右拳を持ち上げて、コツンッと姫乃(ひめの)ちゃんの拳に軽くぶつけた。 「…友情ごっこいいね」 「相可(おおか)くんが遅刻してきた日、教室の窓から2人が抱き合ってるのクラスのみんなと一緒に見てた」 「それだけじゃない」 「相可(おおか)くんから喘息だって聞いたのも嘘」 「今までずっと雪羽(ゆきは)ちゃんのこと見てた」 「わたし、ストーカーだから」 「雪羽(ゆきは)ちゃんが体弱いの知ってた」 「だけど私、手、抜かないから」 右隣の春花(はるか)ちゃんが悪魔な表情で言う。