桃住(ももずみ)さんの顔が、かあっと赤くなった。 わたしの胸がどくん、とざわめく。 わたしは自分の胸に手を当てる。 どうしよう、なんか心がズキズキする。 「ごめんなさい、相可(おおか)くん」 桃住(ももずみ)さんは遠慮がちにそう言うと、 「黒図(くろず)さんもごめんね」 申し訳なさそうな表情をしながら謝ってきた。 「あの、桃住(ももずみ)さん、保健室行きませんか?」 わたしが声をかけると、桃住(ももずみ)さんの両目が揺らぐ。