「あの」 「ん?」 「入学式の時、銀のミルクっていう飴、貰ったことがあって」 「その時、相可(おおか)くんの隣にいたの、林崎(りんざき)くんですよね?」 どくどくどく、とわたしの心臓の音が速まる。 「うん、そうだよ」 その答えを聞いて、ほっと胸を撫で下ろす。 「相可(おおか)くんが銀のミルクの飴くれたんですよね?」 林崎(りんざき)くんは、にこっと笑う。 「飴はどっちなんだろう?」 「え」 林崎(りんざき)くんは悪魔な表情を浮かべて言った。