今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 わたしの後ろに腕を組んだ林崎(りんざき)くんが立っていた。

 サァーッ、とあずさちゃんの血の気が引いていく。
「ぁ、りんりん…」

「何やってんの?」

「黒ずきんちゃんが…悪いんだよ?」
「私のりんりんに…アップルティーかけるから」
 あずさちゃんは声を震わせながら言う。

「は?」
 林崎(りんざき)くんの顔が悪魔のような怖い表情に変わる。
「いつから俺、あずさのものになった?」

「知ってたよ」
「りんりんは(ぎん)くんと同じで誰のものにもならないって」
「だけど、私、本気でりんりんのこと…」

 林崎(りんざき)くんは冷たく笑う。