わたしの後ろに腕を組んだ林崎(りんざき)くんが立っていた。 サァーッ、とあずさちゃんの血の気が引いていく。 「ぁ、りんりん…」 「何やってんの?」 「黒ずきんちゃんが…悪いんだよ?」 「私のりんりんに…アップルティーかけるから」 あずさちゃんは声を震わせながら言う。 「は?」 林崎(りんざき)くんの顔が悪魔のような怖い表情に変わる。 「いつから俺、あずさのものになった?」 「知ってたよ」 「りんりんは銀(ぎん)くんと同じで誰のものにもならないって」 「だけど、私、本気でりんりんのこと…」 林崎(りんざき)くんは冷たく笑う。