今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


「分かった」
 林崎(りんざき)くんが了承すると、相可(おおか)くんは姫乃(ひめの)ちゃんに何も言わず、自分の肩に姫乃(ひめの)ちゃんの腕を乗せる。

(ぎん)、大丈夫だから…雪羽(ゆきは)を…」

「何言ってんだよ!」
「大丈夫じゃねぇだろぉが!!」

「っ……」
 姫乃(ひめの)ちゃんの目が涙目になる。

「行くぞ」

 相可(おおか)くんは自分の肩に姫乃(ひめの)ちゃんの腕を乗せたまま立ち上がると、わたし達に背中を向け、支えたまま真っ直ぐ歩いていく。

 そして一緒に後ろの扉から教室を出て行った。