「分かった」 林崎(りんざき)くんが了承すると、相可(おおか)くんは姫乃(ひめの)ちゃんに何も言わず、自分の肩に姫乃(ひめの)ちゃんの腕を乗せる。 「銀(ぎん)、大丈夫だから…雪羽(ゆきは)を…」 「何言ってんだよ!」 「大丈夫じゃねぇだろぉが!!」 「っ……」 姫乃(ひめの)ちゃんの目が涙目になる。 「行くぞ」 相可(おおか)くんは自分の肩に姫乃(ひめの)ちゃんの腕を乗せたまま立ち上がると、わたし達に背中を向け、支えたまま真っ直ぐ歩いていく。 そして一緒に後ろの扉から教室を出て行った。