「お前の名前だろ?」 「あ、知って…」 わたしの声が震える。 「雪の羽は輝いてすぐ溶けてしまうかもしれない」 「でもその時は消えないように俺が銀色に照らすから」 「何も諦めるな」 黒ずきんの姿になったわたしは相可(おおか)くんの隣で泣く。 止めようとしても止まらない涙。 涙のせいで、相可(おおか)くんの優しく微笑んだ顔がぼやけて見える。 ――うん。 相可(おおか)くんの隣にいること諦めないよ。 この先に何があっても絶対に。