「(私服姿、見てみたいかも)」




今度一緒に買いに行ってみようかな


そう心に秘めて、いろんな服装を脳内で想像してみた




「(案外なんでも似合いそうだけど)」




意外にも、私、颯太さんとは逆で服選びは得意な方だと思ってる。


将来そういう仕事につけたらな、とか考える事もあるし


結構、好き。




「それから…」




そして再び考え込む彼に




「(まだあるんだ)」




と、もう興味が無いかのようにパエリアを口へと運ぶ私。


だが。




「恋愛、ですかね。」




何故か


食べる動作も手の動きも


その言葉によって止まってしまったのは何故だろう。