執事的な同居人





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家に着くと、



颯太さんは言葉通り

部屋に私を連れ込んだ。





「ん、っ…」




甘い甘いキスが続き

身体が熱くなっていく。




「キス、上手くなったね」

「っ…、颯太さんが、教えてくれたから…」




颯太さんはそう言って褒めてくれるけれど、やっぱり颯太さんの方が上手であって。



さっきよりも深く重なった唇から滑り込む舌に翻弄されながら、もつれ合うようにベッドへ向かう。


押し倒されると、私を組み敷きながら颯太さんが悠然と微笑んだ。





「俺が前に言ったこと覚えてる?」

「前に…?」





左手を優しく掴まれて、薬指のリングにキスを落とした颯太さん。





「あなたを手放しては生きていけないって。」





妙な色気にあてられ、私はその姿から目が離せなくなる。





「なのに紀恵は俺が誰と恋愛しようが勝手とか言ってさ」

「っ!だからあれはっ…」





慌てる私に対して

颯太さんはクスクスと楽しそうに笑うんだから




(ほんと、意地悪…)




私の反応を楽しむ彼を見て頬が膨れる。




だけど、





「申し訳ないけど、俺は紀恵以外と恋愛する気なんてさらさら無いから。

これから先も、ずっと」




またこうやって颯太さんに愛されて





「だから、この先誰に心配をされようと
あなたは相手の言葉を鵜呑みにせずにこう言えばいい。

『大丈夫。私すごく愛されてるから心配しなくていいよ。』

ってね。」





私はそんなあなたに溺れていく。





「………うん」





颯太さんの首元へ腕を回し、


さっき褒めてくれたキスをして





「私も……颯太さん以外と恋愛する気なんてないよ」





幸せなこの時が


この先も変わらず続きますようにと





「ずっと、私のそばにいてほしい」





これから先の未来について




少しずつ、話をしよう。