「………………」
一瞬の沈黙。
颯太さんはジッと私の目を見て
私も彼の瞳に視線をあてた。
とても綺麗な目
端正な顔立ち
私の好きな人。
そんな彼に見つめられると
恥ずかしくて逸らしたくなる。
だけど、逸らしてはいけない。
ちゃんと彼の目を見て
ちゃんと彼の言葉を聞くんだ。
ここは駐車場。
人気は少なく、誰もいない。
「っ、…」
そんな中、颯太さんは私にキスをした。
突然唇に感じた甘い感触と
「好きだよ」
離れたのと同時に言われたその言葉
身体は素直でピクリと反応。
「本当に…?」
「本当。」
じゃあ、あの女の人は────
そう聞く前に、
颯太さんは2回目のキスをする。
「俺は紀恵にしかこういうことをしたいと思わないよ」
疑う私に、心の内を伝えるように。



