執事的な同居人








「ねえ!見た!?」






俺の傍に寄ってきて






「赤点取らなかったよ!!」






笑顔を浮かべて






「カイが分かりやすく教えてくれたから」






俺の気も知らないで






「良い点数取れたんだよ!」






そんなキミに、腹が立つ。






「だから───っ、!」






後頭部に手を回し、引き寄せてキスをする。




離れると「そ、うたさん…」と頬を赤く染めるキミは今、どんな気持ちなのだろうか。






俺は、






「……口、開けろ」






嫉妬で頭がおかしくなりそうだ。






「え?んっ…!」





強引に荒めのキスをする。彼女はまだそのキスに慣れていないから、その苦しさに綺麗な瞳を潤ませている。



必死に俺の服にしがみついているけれど、足の力がなくなったのかカクンッと崩れ落ちれば、





「はあ……っ、」





床に押え込むようにして苦しそうに顔を歪ませている彼女を見下ろした。






「颯太さっ…」


「なに」


「苦し、い……っ…」





" 苦しい "そう言っているのに、俺は再び彼女を苦しませる。




俺も苦しいんだよ。キミの口から男の名前が出てくるのが、俺の胸を苦しくさせるんだ。