色素がちょっと薄いため、茶色に近い私の髪。 「そうだったんですか」 へぇー。っと私の髪の毛を手ぐしでするりと解く。 「その人のこと、気に入ってたんですね」 「気に入ってたというか… まあ簡単に言えば、好きだったかな」 そう言った途端 「……ふーん」 「わっ!ちょ、なに!」 ワシャワシャと私の髪の毛を乱れさせて 「その人のこと、今でも好きなんですか?」 「え?今は…もう、そりゃね。 全然会ってないし………」 「そうですか」 「あ!ちょっと!!」 そして再びぐちゃり。