その記憶から急いでコップに冷水を注ぐ。
「颯太さん!水飲んで!」
腕で目を隠すようにして横たわる彼に渡せば
「………ありがとう」
未だトロンとした目で私を見る。
うっ…至近距離でその顔はやめてほしい……
水を少し飲むと、
再びソファーに深く腰掛けた。
そんな彼の隣に私も座る。
「……大丈夫?」
「ん……」
「よくそんな身体で帰ってこれたよね」
こんな弱った颯太さんを見るのは初めてで
なんだか新鮮だ。
隣に座る彼は
今も尚少し苦しそうで
突然こっちに崩れてきたかと思えば
コテン
私の肩に颯太さんの頭が乗る。



