そんな彼が不意に手で口元を押さえると
「………吐きそう」
「えっ!?」
こんなところで吐かれたら困る!!!
「ちょっ!?やめてよここでは!!トイレでして!!!」
フラつく颯太さんを強引に連れ出してトイレへと運ぶ。
どんだけ飲んだのよ!!!
吐くくらいまで飲むな!!!
颯太さんを中に放り込んで
バンッ!!とトイレのドアを閉めた。
「つ、疲れる………」
颯太さん重いし…
少しして、フラフラと帰ってきた颯太さんは再びソファーへ倒れ込んだ。
(こーゆー時ってどうしたらいいんだろう…)
お父さんが酔って帰ってきた時、
お母さんはどうしてた?
昔の事を思い出せば
(………あっ、そうだ、冷たい水だ!)
お母さんはよく、冷水をお父さんに渡してたっけ。



