じれじれ王子と心の蕾。



みんながわーっと、盛り上がる。
今までで、一番の喜びっぷりだ。

「超ノリのいいヤツが来たーー! 1年間、面白くなりそうだな~!」
「萩山くんかぁ、私とも仲良くしてねっ!」


興奮した様子で朝陽くんの名前を読んだり、激励の言葉をかけている。

でも、私はその中で呆然としていた。


あ、あーくんと、同じ学校で、しかもクラスまでっ………!
こんな偶然ってあるの………!?
授業もちゃんと受けられるのかな、私っ………。

ぐるぐると頭が回っている内に予鈴がなって、私は休み時間を迎えた。

そして今現在に至る。
唯一の救いだったのは、親友の理々乃ちゃんが側にいた事。

悩むのも早いが、立ち直りも早いのも、私のウイークポイントで、それで平常心
を保つことが出来た。


最後は先生の話しを聞いて、それで今日の予定は終了。
朝陽くんに、合コンの話しを断った私は、委員会の集まりがある理々乃ちゃんを
見送る。


それから教室を出ると何故か、また理々乃ちゃんに会った。