身体を縮こませていると───。
パチパチパチパチと、耳に響く拍手。
えっ、と思わず顔を上げると、赤髪の男の子がひとりだけ手を叩いていた。
「堂々として、すっげぇー、かっこよかったぜ! な、男子はそう思うよな!?」
「まぁ確かにそうかも………、人前では中々言えないことだよな」
「顔は可愛いーけど、意外と根性があるタイプ? 何かおもしろいかも」
教室が急に明るくなった。
あの赤髪の男の子、私を助けてくれたの………?
いや、助けてくれたんだよね、これはっ…………!
あとで、ちゃんとお礼言わなくちゃ!
自己紹介もだいぶ進み、終盤に差し掛かった頃、あの赤髪の男子が席を立った。
「萩山朝陽です!」
へ~、朝陽くんって言うんだ~、って、もしかして、あーくん!?
思わず叫びそうになった口を手で押さえる。
「特技はスポーツ、特にバスケが好きで小学校からやってます。高2の目標は友達とわいわい楽しく過ごすこと! ヨロシクっ!」

