「ご、ごめんなさい。実はね、もうすぐリリィの誕生日プレゼントなんだけど………、どういうのがいいと思いますか?」
すると、音怜くんは目を丸くしたけど、顎に手を当てて考えるポーズをとる。
「あー、確かお前、けっこー高価な物プレゼントされたんだよな?」
「うん、って………ええっ!? どうして知ってるんですか!?」
「だって俺、紙袋に、RyuRyuって書いてあるの見たもん」
「え? りゅ、RyuRyu?」
私の反応に、彼は呆れたようにため息をついた。
「あのなー、RyuRyuってーのは、ここからちょーっと離れた所にある大人の女
向けの商品を扱う、雑貨店」
「そ、そうなんだ。どうりで、私には似合わないあんな素敵なモノを………」
「あんなモノ?」
「リリィから、ガラスポッドのプリザーブドフラワーをバースデープレゼントで
もらっちゃったんですよ………、でも、私お金そんなにないし、彼女の誕生日が
来月の月初めにあるのに、未だに全く用意できてなくて…………」

