ふわふわの髪の男の子は、私と理々乃ちゃんの反応を見て、くすっと笑う。
「だってー、俺がベランダにいたのに気づかない方が悪いんでしょ?」
「ちょっ、つぼみ、どこで告白したの?」
「きょ、教室っ、だけど………?」
すると、理々乃ちゃんがあちゃーとおでこを押さえる。
「あいつ、昨日終わってからも、ずっと机でうたた寝してたんだよ」
「そーそー、でも、飽きたから俺はベランダに移動しただけ。そしたら、のこのこ来ちゃったんだよねー、誰かさんが」
色素の薄い瞳がこちらを見る。
ぼぼぼっと、顔が赤くなる私。
すると、理々乃ちゃんが手を引っ張って。
「もう行こ。こんな男相手してたら、バカがうつっちゃう」
「バカ? ははっ、まー、そのとーりだけど」
い、言われて自分で認めてるっ…………。
こんな危ない人に告白聞かれちゃうなんて、私ってほんとマヌケだ…………。
すると、嫌な予感が頭をよぎった。

