【私も音怜くんと同じ。(,,>ω<,,)スキ♡】

私はタップして再び送信ボタンを押す。


すると、タイミングよくお母さんが「お風呂沸いたわよ~」の声が聞こえて、私は
スマホの電源を落とす。

………うん、決めた。
斎藤さんにちゃんと自分の気持ちを話そう。
分かってもらえるかは分かんないけど………、でもそうしたい。

スマホをそっとベットの枕元に置いて、私はパジャマを抱えて部屋を後にした。


日曜日は、授業で出された課題に取り組んで、一日を過ごした。

音怜くんからメールはもう送られてくることは無かったけど、明日音怜くんに会えるんだと思うと、ウキウキしてたまらなかった。


と、同時に、やっぱり不安もある。
斎藤さんは、私が音怜くんを好きだって言ったら………たぶん怒るであろう確率
が高い。
何をされるか分からないし、なんだか怖い感情が私の心の中渦を巻いていた。

───ってダメダメ弱気になっちゃ!!