「えっと、私、ふれあい動物広場に行きたいんだけど、どうかな?」
「ぶっ、それ子供向けの場所じゃないの?」
噴き出して、こらえながら笑う音怜くん。
私は、ちょっぴり恥ずかしくなりながらもこう言った。
「そ、そんなことないよ! 中には乗馬コーナーもあるし、大人の人だってたくさん来てると思う、絶対!」
私はぷくっと頬を膨らませる。
「ふーん、乗馬もできるんだ………」
音怜くんは、ぽろりと口から言葉をこぼす。
…………、あれ? もしかして…………。
「馬、興味あるの?」
すると、ハッとして顔を赤らめる音怜くん。
ふふっ、私が言えることじゃないけど、音怜くんも時々分かりやすい所あるよね。
「じゃあさ、午前中、私がほとんど好きな場所見回ってたし、乗馬コーナーに
行こうか?」
すると、音怜くんは、「あぁ」と短い返事をしたあと、それ以上なにも言わず、
席を立つ。
私と音怜くんはお店を出て、目的地に向かったのであった。

