晴れてよかったなぁって、思いながら玄関を出た。
白い柵を開けようとすると───、私は、びっくりして、思わず腰が抜けそうに
なる。
だって、だって───、私の目に映ったのは見間違えるはずもない、“彼”の姿が。
たたたっと、私は彼に駆け寄る。
「音怜くん!!」
「あー、おはよー………」
音怜は、ふぁっとあくびをひとつして、気だるそうにウチの壁にもたれていた。
「どうしたの? 待ち合わせは駅なのに?」
「鈍いなー、つぼみちゃんに早く会いたかったからだよ」
愛おしそうに、目を細めながら言う音怜くんは、私の頭にポンっと手を置いた。
それだけで、ドキドキしてしまう。
私って、こんなに弱かったっけ………?
今日一日、心臓たもつかなっ…………。
すると、音怜くんは、私の頭からつま先まで見る。
…………?
「音怜くん、私、どこか変?」
「いや、その逆。すげー、可愛い恰好だなって」
かかか、可愛い………!?

