「………うん、いいよ」

私は、やっぱり恥ずかしかったので、目をつむることにする。
少し前の私だったら、ドキドキと緊張で、拒否していたけど、今は違った。

だって、音怜くんのことが好きだから。
ぎしっとふかふかのソファが、きしむ。

そのまま私たちは、お互いの唇をゆっくりと重ね合わせた。