「男の人からしたら、
子供の私は、邪魔な金食い虫」
「……えっ?」
「母が失恋するたびに
うるなんか生むんじゃなった!
うるさえいなければ……!って、
大泣きされて。顔をひっぱたかれて。
かと思うと
うるは私の大事な娘よって、
ごめんごめん言いながら
抱きしめてくれて」
「……」
「私が小2の時
海に連れて行かれて。
『この世に良いことなんて
一つもないから、一緒に死のう』
って、母に首を絞められたんです」
な……、何それ!
殺人じゃん。
「でも、母は亡くなって、
私だけが生き延びてしまいました」
そう言いながら
苦笑いを浮かべた、うるるん。
こんな辛い話をしている時に
僕に気を使って笑わなくていいのにと、
僕の心まで痛んでしまう。



