ミルフィーユ王子はキュン死しそう



「い……嫌だなんて、とんでもない……
 う、うう……嬉しいです!!」



「もう、うるるん。
 そんなことで泣かないの」



あれ、本当だ。


頬に涙が、伝ってきちゃった。



「だって……

 アメリ様に
 お祝いしていただけると思ったら

 嬉しくて……」



「余計、涙が溢れてるじゃん」



「うっ……グスっ……」



「フフフ。

 喜ばせがいがある彼女を持って、
 僕は幸せだね。

 同居のお祝いも、一緒にしちゃおうね」



「贅沢すぎる幸せで……
 現実とは思えません……」