ミルフィーユ王子はキュン死しそう




解答不在の難問に、頭を悩ませていると


「オイ、コラ~。
 いつまで寝てんだ!」


イライラ声と共に

ドアが思いきり開いた。




ドアは私の背中にぶつかり


私の体は、軽々と飛んでいって


轢かれたカエルのように、壁にべちゃり。




窓から飛び降りなくても

ぺしゃんこのカエルの気持ちが

わかるんだと感心しながら、


壁から崩れ落ちるように

スルスルスル~。





そして



寝ているアメリ様の横に、

添い寝状態になってしまった。