ミルフィーユ王子はキュン死しそう




「私のことが、
 見えているのですか?」



「……うん。
 モモンガみたいな……
 真ん丸な瞳も……バッチリ……」




モモンガみたいな瞳??



私の瞳はいつも

思い前髪で隠してあるのに……って。




な、、、なんで?



全然、気づかなかった。



私の前髪がヘアピンで

斜めに流すように止めてあるよ。





は……恥ずかしい。


こんな醜い瞳を、早く隠さなきゃ!




ややや!!



ピンがつかめないよ!!


自分の髪の毛にも、触れられないよ!!



もしや成仏するまで、

私は自分の醜い顔を

さらけ出さなければいけないの?




それは嫌です!



大好きな人の前なのに……

ブサイクなのが、バレちゃいますから!!