おとぎ話の王子様を思わせる、

アメリ様の綺麗な寝顔を

見つめてみた。



ずっと心に秘めていた

『好きという感情』が

暴走しそうになって……泣きたくなる。




ここは天国ですか?



それなら……



絶対に結ばれない王子様に

少しだけ、触れてもいいですか?






ベッドの横まできた私。



寝ているアメリ様と

視線を近づけたくて、

床に膝をつく。





ひゃぁぁぁぁ///

寝顔を、見つめていられない///



だって、だって



自分の顏とアメリ様の顔が

予想以上に近くて、

心臓がバクバクと

駆けだしてしまったから。