僕は絶叫した。


横断歩道の真ん中で。





現実を呪った。


僕自身も呪った。



だって



僕が横断歩道で

うるるんと目が合わなかったら……



今朝、僕が

うるるんを、お茶に誘わなかったら……




うるるんは、いつも通り

信号機が青になった瞬間、


制服姿の波に紛れるように

横断歩道を渡りだしたはず。




車にひかれることは

絶対に無かったんだから!!