ミルフィーユ王子はキュン死しそう



誤解しないで欲しい僕。



は~っと体中の息を吐き出して

僕だけを見上げるうるるんに、

最上級の笑顔を向けた。




「ねぇ、うるるん。
 これって、夢じゃないよね?」



「夢じゃ…ない…です……」



「うるるんは死神になってまで、
 僕に会いに来てくれたの?」



「……はい」



「うるるんは僕のことが大好きだって、
 うぬぼれてもいいの?」



「……はい。
 その通り……なので……」




うわぁぁぁぁぁ。



幸せすぎて

意識が飛びそうだよ。




顔を真赤に染めるうるるんに、

視線がくぎ付けの僕。



恥ずかしさに耐え切れない

モジモジモモンガに見えて、

僕のキュンキュンも跳ね上がりっぱなし。




ほんと、可愛いなぁ。

可愛すぎだよ、うるるんは。



真っ黒いワンピースを着た

照れ屋な天使なの?




肌を突き破って逃げ出しそうなほど、

キュン狂いしている僕の心臓。



大好きな子の心に響く

最高な言葉を届けたくて、


僕は暴れる心臓に手を置き

深呼吸をした。