ミルフィーユ王子はキュン死しそう




999個の火が揺れる

幻想的なガーデンに置かれた、

グランドピアノ。



僕は、ピアノの椅子に座り

鍵盤に優しく指を置いた。




ねえ、うるるん。

覚えている?



満月が輝くこのガーデンで、

僕がうるるんのために

ピアノを弾こうとした時のこと。



あの時ね、

この歌を贈りたかったんだよ。



授業をサボりながら作った

この歌をね。



歌詞を考えている時なんて、

可愛いうるるんを

思い浮かべていたからね、


授業中だって忘れて

ニヤついてばかりいたんだから。




僕にとってこの曲は、

永遠の愛を誓う、プロポーズ。



もう二度と

会えないかもしれないけど、


どこにいるかわからない

キミにのために歌うよ。



僕がひくピアノの音色と共に

キミに届くといいな。




『うるるん。

今でも大好きだよ』