なんで今にも泣きそうな顔で、
めいっぱい微笑むかなぁ。
なんで他人のために、
自分の心を
犠牲にできちゃうかなぁ。
そんな優しいうるるんを見ちゃったら、
うるるんを手放したくない想いが、
どんどん募っちゃうでしょ!
「桃ちゃんのこと、
幸せにしてもらえますか?」
うるるんの瞳から
一粒の涙がこぼれた。
泣きながら微笑み続ける
うるるんを、
僕は、抱きしめたくてたまらない。
ごめん、うるるん。
それが僕の最愛の人の
心からの望みだとしても、
叶えてあげることはできないよ。
だって僕は
相手が幽霊でもいい。
触れられなくてもいい。
人間が普通にする恋が
できなくても構わない。
そう思うほど
うるるんのことが
大好きなんだから。



