ミルフィーユ王子はキュン死しそう




「自分が死んで幽霊になっても、
 うるるんは桃ちゃんを
 心から気にかけているでしょ?

 そんな子の心が汚いって言うなら、
 世界中の人の心が
 べちゃべちゃの泥まみれだよ」



「アメリ様は、私の心が見えないから
 可哀そうな子=心が綺麗だって
 思い込んでいるんですよ」



「そんなことないよ」



だって、だって



「心が汚い子が、
 こんな綺麗な花たちを
 育てられないでしょ?」




「それなら私のこの感情は、
 綺麗だと言い切れますか?」



「えっ?」



「公園で桃ちゃんに笑いかける
 アメリ様を見て、
 ずっと思っていました。

 アメリ様の笑顔、
 私だけに向けて欲しいのにって」



「……つっ?」



「昨日だって
 悔しくて、苦しくて……
 涙が止まらなかったんです」



昨日?



「僕……
 うるるんを傷つけるようなこと……
 何かしちゃった?」




「言っていたから……
 桃ちゃんに……」



僕は、何を言った?



「桃ちゃんが作る卵焼き……
 楽しみにしているって……」





あっ……。