ミルフィーユ王子はキュン死しそう




数時間前。


放課後の公園で

桃ちゃんに告白された僕。



『大好きな人がいるんだ。
 だから、桃ちゃんとは付き合えない』



ごめんねと、丁寧に頭を下げたけれど、



桃ちゃんは、驚いたように目を見開いて、



薄桃色の頬を

どんどん青白く染めていって、



ベンチに座る僕の肩に手を置き

揺らしてきた。




『私には、
 雨璃さんしかいないんです!!』



『ごめんね』



『雨璃さんが傍にいてくれるから、
 私も変わらなきゃって頑張れたのに!!』



『本当にごめん。
 僕はうるるん以外、
 絶対に好きにならないから』



『……え?』



『……ん?』



『雨璃さんの好きな人って……

 うるちゃん……なんですか?』



『そうだよ』



『……』



『……』



『いやぁぁぁぁぁぁ!』