ミルフィーユ王子はキュン死しそう




でも……



ホント、助けて。



ドキドキが止まらない。


心臓、はちきれそうだから。





は~~。



深呼吸、深呼吸。

とりあえず落ち着こう。



心臓が過労死して

僕がこの場で倒れちゃったら、

うるるんとの幸せなこの時間が、

消えてなくなっちゃうから。



それは嫌。

絶対に阻止!





「うう……うるるん」



「……はい?」



うわっ。



キョトンと首をかしげる顔ですら、

愛らしいって……



うるるんの瞳には、

僕の恋愛ボルテージをあげちゃう

魔術でも仕込んでいるの?





「た、、、立ち話もあれだよね。
 座って…お話ししよっか」




たどたどしい日本語と共に

ガーデンベンチを指さした僕は、

先にベンチに腰を下ろした。



「……はい」



うつむきながら座り込んだうるるんも

なぜかテレ混じりの表情。