私は、お屋敷の外に立ちつくし、
自分だけ取り残された現実に
寂しさと悲しみが襲い掛かってくる。
桃ちゃんは、優しい。
控えめだけど、本当に心が綺麗な子。
二本の三つ編みを揺らしながら
穏やかに微笑めば、
アメリ様だって桃ちゃんの
虜になってもおかしくない。
アメリ様は、心変わりをして
桃ちゃんを
好きになっちゃったのかなぁ?
顔を歪ませ
お屋敷をボーっと眺めていた時
パッ!
アメリ様の部屋に、明かりがついた。
きっと今、アメリ様のお部屋には
アメリ様と桃ちゃんの二人だけ。
桃ちゃん、目を覚ましたのかな?
深夜のお部屋に二人だけで、
どんなお喋りをしているのかな?



