ミルフィーユ王子はキュン死しそう




「オマエのとぼけ顔、キモっ。
 今ので普通、わかるだろ?」



「いや、わかんないから」



僕は何に対して、

ふっきれたって言うの?



「死んだメイドのことだよ」



そっかそっか。

僕の大好きな、うるるんのことか。




桃ちゃんの件が解決すれば、

明日の夜には

うるるんに会える。



そして永遠に

僕は幽霊のうるるんを

独り占めできちゃうんだ。



楽しみだなぁ。


早く、明日にならないかな。



……って。



「えぇぇぇぇぇぇ??」




ペットボトルを傾け、


喉仏を豪快に鳴らしながら

お茶を飲む桜牙。



僕は、見開いた目を向ける。
 



「僕がうるるんを

 完全に吹っ切ってる??」



なに……

それ……