アメリ様って
私といる時より
桃ちゃんといる時の方が、
よく笑ってるなぁ。
楽しそうで。
幸せそうで。
2人を見てるだけなのに、
苦しくてたまらない。
相合傘の下。
桃ちゃんは
上目づかいで、アメリ様に微笑んだ。
「私、不思議だなって思うんです」
「不思議?」
「あれだけ死にたい死にたいって、
闇の中をさまよっていたのに。
今は死ぬのがもったいないって、
思ってる自分がいるんですよ」
「桃ちゃんが笑ってくれるようになって、
ホッとしたよ」
「初めて雨璃さんに会った日、
逃げ出しちゃってごめんなさい」



