「包丁が100本突き刺さったくらい、
僕の心が痛めつけらたんだけど」
「フフフ。
大人顔なのに、子供みたいに
ほっぺをプクって膨らまして。
アメリは可愛い人ですね、ほんと」
「なにそれ!
その菩薩笑顔もイヤミ?
僕のメンタルを攻撃中?」
「違いますよ。
人間と友達になるなら、
兄の快晴より
アメリを選ぶだろうなって思ったら、
笑えてきただけです」
ギルアのやんちゃ笑顔に、
首をかしげずにはいられない僕。
「私の悩みを打ち明ける相手も、
冷徹兄貴より、人の気持ちを大事にする
アメリの方が良いとも
思ってしまいますしね」
なにこの、性格180度変化は?
いきなり僕を褒めだしたけど……
どうした?
ハテナ顔の僕だけど、
柔らかく笑うギルアに
警戒心がほどかれてしまう。



