「あなたはもう、私の正体に 気づいていらっしゃるのでしょう? 私はギルア。死神ですよ」 「ギルア?」 「ええ。良い名でしょ? アメリと違って、 忌まわしい名でもありませんしね」 ――忌まわしい名。 その言葉に、僕の心がズキンと痛む。 アメリという名は よく、女の子と間違われるよ。 小学生までの僕の顔は、 10人が見たら9人は 『女の子』のプラカードをあげるくらい 姫っぽかったから、 今以上に、間違われていたし。