私の前に突き出された、アメリ様の手の平。
反対の手は
王子の綺麗な顔すべてを、隠している。
「ごめん、今ムリ。
好きな子直視とか……
僕の心臓破裂しそうだし……」
ひゃあぁぁ??
「うるるんのお誕生日を
お祝いし終えるまで、
優雅な王子様を
演じきるつもりだったのに。
しゃがみ込んで
テレまくってるなんて……
計画倒れにも、ほどがあるじゃん!!」
いつも凛とされているアメリ様が、
私のことで
子供みたいに取り乱すなんて……
かぁぁぁぁぁぁっ///
幸福感が込み上げてきてきた。
恥ずかしくて。
嬉しすぎで。
でもやっぱり、恥ずかしさの方が上で。
私の顔まで、
ジュージュー火照ってきてしまう。



