「うるるん、僕について来て」 「えっ? どこにですか?」 「まだ、内緒。 ちゃんと通れるように、 全部のドアを開けてあげるから。 外国の紳士みたいにね」 僕はアハハと、冗談笑いを飛ばすと 自分の部屋のドアを開け 「さぁ、お姫様。 どうぞお通り下さい」 手の平を胸に当て 優雅にお辞儀をした。