「うるるんって、
ガーデンのお花に
話しかけているでしょ?」
「ひゃっ! あ、、あれ、
見られていたのですか?」
「毎日見ていたよ。
茂みに隠れて、こっそりね」
早起きの習慣がついたのも、
うるるんを僕の瞳に焼き付けたい
欲望のお陰だし。
「全然、気がつきませんでした。
しかも、
お花に向かってブツブツ言ってる……
あんな不気味な姿を……」
「お花に舞い降りた妖精なの?って、
勘違いしちゃう時も
あったんだから」
お花には、とろける様な
優しい笑顔を振りまく、うるるん。
僕にもその笑顔を向けて欲しいのにって、
ずっとお花に、嫉妬していたんだから。
僕って
人間以外にも嫉妬できちゃうんだって
新たな発見ができたのも、
うるるんのお陰だよ。



