「アメリ様は、学校でサクと甘が絶妙な
ミルフィーユ王子とか言われてるけど、
ただのヘタレ御曹司だなと
がっかりしました!っていう、
幻滅発言は無しね」
自分でも、自覚有り有りだから。
「アメリ様が
ヘタレだなんて思ったことは、
一度もありません!」
「ほんと?」
「アメリ様は……
生きるのがしんどくなっちゃう私に……
希望の虹をかけてくれるような……
キラキラした存在で……」
「うるるん、僕に夢見すぎ。
御曹司って肩書は、
僕が努力して勝ち取った
名誉ある勲章ではないからね。
実際の僕は、父さんの言いなりだし」
「そんなことはありません。
学校でお見掛けするアメリ様は、
優しく微笑むだけで、人の心の傷を癒す、
ヒーリングの才能をお持ちなんですから」
そんなに褒められたら……
照れますよ。
顔のニヤケが
止まらなくなっちゃいます。僕は。



