私は付き合った日のことを昨日のように覚えてるよ。











だって私には奇跡みたいな出来事だったから──















入学してすぐの頃、翔吾とは席が近くてすぐ仲良くなった。













人見知りだった私は翔吾が明るく話しかけてくれたおかげでそこまで人見知りせずに済んだ。










クラスのムードメーカーで明るい彼に私は惹かれた。












「鈴本ほら、これやるよ!みんなには内緒な?」








そう言って手渡された私が好きなミルクティー